【SS】【よしルビ】ルビィ「かいしんのいちげき!」

SS
1: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:06:58.51 ID:HfrP2A6n
静真高等学校2年生黒澤ルビィです。
早いもので学校が変わってからもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。
それはそうと、ルビィとても弱虫なんです。
スクールアイドル活動を通して少しは強くなれた気でいたのに。
それでも……

 

ルビィ「大好きの気持ちは止まらないもん!」

あの子がよく見えるように、ほんの少しだけ前髪を切った。
あの子は気づいてくれるかな。

 

2: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:07:17.35 ID:HfrP2A6n
――

 

善子「すごく似合ってるわよ」

気づいてくれるかな、褒めてくれるかななんて期待半分、妄想ばかりが膨らんで。
だけど、やっぱりルビィは主人公ではないみたい。

「ありがとう!ヨハネちゃん!」

善子「リトルデーモンのことはいつでも見てるからね」

こっちの学校に来て、善子ちゃんはすっかり人気者。
別に今までだって人気はあったけど……。
だけど、ちょっとくらい、もうちょっとくらいルビィのことも見てくれたらなって。
契約は永遠なんて言ったくせになんて……そう思うのです。

 

3: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:07:44.81 ID:HfrP2A6n
ルビィ「はぁ……」

 

花丸「なーにため息ついてるずら」

ルビィ「花丸ちゃん」

ルビィ「善子ちゃんもすっかり人気者だなぁって」

花丸「始めはすごくおどおどしてたけどね」

花丸「でも、善子ちゃんもいっぱい友達ができて嬉しそう」

ルビィ「うん、そうだね」

花丸「大丈夫だよ」

ルビィ「なんのこと?」

花丸「善子ちゃんはちゃんとルビィちゃんのこと見てるよ」

ルビィ「なっ……!」

花丸「じゃ、マルはそろそろ自分の席に戻るずら」

ルビィ「……うん、また後でね」

席に戻る花丸ちゃんに手を振りながら、本当かなって、そうだと嬉しいなって。
だけど、もっと特別になりたいと願うのはルビィのわがままでしょうか。
笑顔でお友達と別れる善子ちゃんを見て、ルビィは思うのです。

 

4: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:08:12.02 ID:HfrP2A6n
ルビィ(恋がしたいなぁ……)

 

ルビィ「……はぁ」

善子「何朝からため息ついてんの?」

ルビィ「ピギィ!よ、善子ちゃん」

善子「ヨハネ、ね」

善子「あんたのそれ久しぶりに聞いたわね」

ルビィ「それ?」

善子「ピギっ!ってやつ」

善子「いつの間にかしっかりして、こう言ったらあれかもだけど、ダイヤに似てきたからね」

善子「あんまり声あげなくなってたような気がしてね」

ルビィ「そうかな……ルビィなんてまだまだだよ」

善子「そんなこと言わないの」

善子「誰がなんと言おうとルビィは成長してるわよ、ヨハネ様が保証してあげる」

ルビィ「うゅ……ありがと善子ちゃん」

善子「ヨハネだから」

 

5: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:08:41.22 ID:HfrP2A6n
善子「っと、そうだ」

 

ルビィ「どうしたの?もうすぐチャイム鳴るよ?」

善子「いや、それでね、シャーペン貸して?」

ルビィ「忘れちゃったの?」

善子「いやー、今日練習休みでしょ?」

善子「だから、昨日宿題した後、朝までゲームしてて……」

ルビィ「……」ジトー

善子「うっ……反省してます」

ルビィ「授業中寝ちゃダメだよ」

善子「はい……」

ルビィ「ん、はい」

善子「ありがと!」

善子「それじゃ!」

あぁ、やっぱりこんな小さなことなんて気づいてくれないよね……。

 

6: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:09:21.09 ID:HfrP2A6n
善子「……あ、それから」

 

ルビィ「ん?」

善子「前髪切った?」

ルビィ「へ?」

善子「うん、いつも以上に可愛いルビィだ」

ルビィ「……っ!」

ルビィ「……ありがとう」

善子「じゃ、また後でねー」

貸したシャープペンを自分の前髪に当てて、ニカッと笑って言う善子ちゃん。
その笑顔にドキッとして、心臓がいつもより大きな音を立てる。
それからくるっと回って自分の席に戻っていくのを見送りながら、顔赤くなってるかも、変な顔してないかな、なんて色んなこと考えながら、考えなしに善子ちゃんを呼び止めてしまった。

 

7: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:09:43.50 ID:HfrP2A6n
ルビィ「よ、善子ちゃん!」

 

善子「……ん、どうしたの?」

ルビィ「あ……えっと、その……」

ルビィ「消しゴムいるでしょ?はい」

善子「あ、ありがと……」

半身で手だけ差し出す善子ちゃんに消しゴム手渡して、善子ちゃんがこっち向かなくて良かったなんて思って。
恥ずかしくって、俯いてたけど、見られたら熱くなって、きっと真っ赤になった顔がバレちゃうから。
ラッキーなような、いっそ見られてしまいたかったなんて思っていたら、授業の開始を告げる鐘が鳴った。

 

8: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:10:06.41 ID:HfrP2A6n
――

 

善子ちゃんと出会って1年と少しが経ちました。
ルビィとしてはコツコツアタックしてるつもりなんだけどなぁ。
気づいてない?気づいた上で遊ばれてる?善子ちゃんはそんなことしないよね。
善子ちゃんが好き……どうしてだろ。

ルビィ(うーん、あ、ペン回し……落とした)

ルビィ(それルビィのペンなのに……気づいた)

ルビィがじっと善子ちゃんを見てるとこっちに気がついたみたい。
両手を合わせてゴメンなんて聞こえるぐらい隠れて大袈裟にリアクションしてくる。

ルビィ「大丈夫だよ」

なんて、口パクで伝えると、今度はコロッと笑顔に変わってありがとう。
その笑顔見てこっちも釣られて微笑んでると、善子ちゃんはパッと前向いちゃった。
色んな表情が見れて嬉しいな。
可愛かったりかっこよかったり、いざというときは頼りになるし。

 

9: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:11:10.49 ID:HfrP2A6n
花丸「ルビィちゃん授業終わったよ」

 

ルビィ「わっ、花丸ちゃん」

花丸「どうしたの、ボーっとして」

ルビィ「ううん、少し考え事してただけ」

善子「ルビィが授業中に考え事なんて……珍しいこともあるもんね」

ルビィ「ちゃんとノートはとってるもん!」

ルビィ「善子ちゃんだってルビィのペン落としたくせに」

善子「それは謝ったでしょ?」

ルビィ「そうだけど……」

花丸「まぁまぁ……それより早くお昼食べよう?」

ルビィ「そうだね」

善子「今日はよく晴れてるし外で食べましょう」

 

10: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:11:39.99 ID:HfrP2A6n
花丸「あの善子ちゃんが外なんて!」

 

善子「なによ」

ルビィ「堕天使のパワー浄化されちゃうとか言ってたのに」

善子「堕天使だってたまには太陽浴びないとダメなの!」

善子「あえて陽のパワーを浴びることで、堕天使の闇の力が強くなるの!」

善子「いわば、修行よ修行!」

ルビィ「本当は?」

善子「ポカポカしてて気持ちよさそう」

善子「はっ……しまった」

 

11: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:12:15.40 ID:HfrP2A6n
ルビィ「さぁ、行こ?」

 

花丸「善子ちゃんの言うことも一理あるずら」

花丸「ほら、お日様ポカポカしてて良い気持ちよぉ!」

ルビィ「うん!ほら、善子ちゃんも早く早く!」ギュ

善子「っ!分かった分かったから!いきなり走ったらこけちゃうでしょ?」

ルビィ「はーい」

善子「まったく、返事だけは良いんだから」

花丸「二人ともはやくー、お昼食べちゃうよー」

 

12: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:12:40.05 ID:HfrP2A6n
――

 

善子「ふぁー、気持ちいい」

花丸「おっきなあくび」

善子「ご飯も食べてこう天気もいいと眠くなってくるわね」

花丸「眠いのはゲームしてたからでしょ」

善子「げっ、ルビィばらしたわね」

ルビィ「あはは……」

善子「笑って誤魔化すなー!」

ルビィ「別に今日はちゃんと授業も受けてるしいいんじゃないかなぁ」

善子「だって……ルビィと約束したからね」

ルビィ「……うんっ!!」

 

13: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:13:30.53 ID:HfrP2A6n
花丸「善子ちゃんまだ時間あるからお昼寝すれば?」

 

善子「うーん、そうしようかなぁ」

ルビィ「ル、ルビィのお膝貸してあげようかっ?」

善子「へ?」

ルビィ「ほ、ほらルビィもお姉ちゃんにやってもらったりしてたし」

善子「そ、そう?それなら……」

善子「失礼しまーす……」

ルビィ「はーい……」

花丸「じゃ、マル図書委員のお仕事があるから」

ルビィ・善子「え?」

花丸「じゃ、また教室でね?ばいばい」

ルビィ「あ……う……ばい……ばい?」

善子「……」

 

14: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:13:56.24 ID:HfrP2A6n
ルビィ「よ、善子ちゃん眠れそう?」

 

ルビィ「眠れないならやめ……」

善子「大丈夫よ、寝るから」

善子「寝る」

ルビィ「う、うん」

ポツンとルビィと善子ちゃん。
少し気まずいような、二人だけで嬉しいような。
善子ちゃん、髪綺麗だな。お顔も綺麗だな。
そんなこと思いながら優しく撫でてみて、

ルビィ「善子ちゃん……」

それから、ボソっとあなたの名前を呼んでみる。
恋は盲目……ううん、恋は闇の方が善子ちゃんは好きそうかな?
恋は理性がなくなるんだって。

 

15: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:14:26.37 ID:HfrP2A6n
ルビィ「…………」

 

ルビィ「……好き」

卑怯だな。
それでも、善子ちゃんを見ていたい触れていたい。
手が触れる距離にいるけれど、二人はただの友達で。
恋人と呼ぶにはあまりにも遠くて。

ルビィ「ねぇ」

ちゃんと面と向かって善子ちゃんを見たいよ。触れたいよ。
善子ちゃんって、ヨハネちゃんってたくさんたくさんあなたの名前を呼びたいよ。

 

16: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:15:28.51 ID:HfrP2A6n
ルビィ「弱いままじゃいられないよね」

 

ルビィ「善子ちゃん、起きて?」

善子「んんー……もう終わり?」

ルビィ「えぇ?な、なにが!?」

善子「なにって昼休みだけど……」

善子「何か変なイタズラとかしてないでしょうね?」

ルビィ「してないしてない!それなら大丈夫!」

善子「んー?まぁ、いいか」

善子「正直まだ眠いんだけど」

ルビィ「む、ルビィの膝枕じゃ不満だったってこと?」

善子「まさか!すごく気持ちよかっ……た……」

ルビィ「あ……そっか……」

善子「なによ、自分で聞いといて照れないでよね」

 

17: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:16:02.03 ID:HfrP2A6n
善子「さっさと教室戻るわよ!」

 

ルビィ「あ、善子ちゃん待って!」

ルビィ「あのね?あのね……」

善子「どうしたの?」

ルビィ「えっと……そうだ、今日善子ちゃんのお家遊びに行ってもいい?」

善子「へ?」

善子「どうして?」

ルビィ「え?」

ルビィ「あー、善子ちゃんがやってたゲームってどんなのかなぁって」

善子「一人用だから一緒にはできないわよ?」

ルビィ「まぁ、いいからいいから!」

 

18: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:16:37.74 ID:HfrP2A6n
善子「別にダメじゃないけど……」

 

ルビィ「じゃあいいの!?」

善子「うーん」

ルビィ「えー、いいんでしょ?」

善子「いや、ダメじゃないんだけど」

ルビィ「一緒だよ!」

善子「ちょっと外で待ってもらえるなら」

ルビィ「あー、散らかってるんだぁ」

善子「そうよ!悪い?」

ルビィ「まぁ、良くはないかな」

善子「はい、おっしゃる通りです」

 

19: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:17:01.01 ID:HfrP2A6n
ルビィ「ルビィもお片付け手伝うよ!」

 

善子「そんなの悪いわよ」

善子「すぐ済むと思うから、ね?」

ルビィ「うゅ、分かった」

一緒にお掃除、ちょっと恋人感ある気がしたんだけど……ダメかぁ。

善子「さ、早く教室戻るわよ」

ルビィ「あー、待って待っておいてかないでよぉ」

 

20: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:17:25.17 ID:HfrP2A6n
――

 

ルビィ「お邪魔しまーす」

善子「ちゃんと暗くなる前に帰らないとダメだからね」

ルビィ「はーい、分かってまーす!」

ルビィ「善子ちゃん学校近くていいなぁ」

善子「逆にギリギリまで寝過ぎて危ないときあるけどね」

ルビィ「ふふ、ルビィが毎朝電話で起こしてあげようか?」

善子「へ?うーん……ま、たまにはいいんじゃない」

ルビィ「いつでも頼んでいいからね!」

少しでも善子ちゃんの声が聞けるなら。
目覚まし時計でもいいと思うんだ。

 

21: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:17:57.57 ID:HfrP2A6n
善子「……いつもは悪いから、私からも時々してあげる」

 

ルビィ「え?善子ちゃんから?」

善子「なによ!私にはできないと思ってるでしょ!」

ルビィ「そうなことないよー」

善子「そう言いながら顔がニヤニヤしてんのよ」

ルビィ「これは嬉しいからだよ!」

ルビィ「それなら早速明日頼もうかなぁ」

善子「私の方が先じゃない……」

ルビィ「まぁまぁ、……ダメ?」

善子「……別にいいけど」

 

22: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:18:26.99 ID:HfrP2A6n
善子「それよりさっさと遊ぶわよ!」

 

ルビィ「そうだった!」

ルビィ「善子ちゃんがやってたのどんなゲームなの?」

ルビィ「寝ずにやるくらい面白いの?」

善子「いや、私は単純にそういう人間だってだけだから」

善子「それに、RPGだから二人でやるものじゃないし」

ルビィ「あーるぴーじー?」

ルビィ「ルビィは善子ちゃんがやってるの見るだけでも楽しいよ!」

善子「ロールプレイングゲーム……まぁ、役柄があって物語があって……みたいな?」

ルビィ「ふーん?」

善子「せっかくだからちょっとやってみる?」

ルビィ「いいの?」

 

23: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:19:12.89 ID:HfrP2A6n
善子「えぇ、ただのレベル上げしかできないかもだけど」

 

善子「このセーブデータを選んで……ロードして」

ルビィ「れべる……せーぶ……ろーど……」

善子「レベルとセーブぐらいはわかるでしょ」

ルビィ「えへへ、バレたか」

善子「ロードは読み込みよ、セーブしたものを読み込んでそこから始めるの」

ルビィ「ほぇぇ、便利だね」

善子「これは昔からの基本よ」

善子「セーブしてロードして……便利よね」

ルビィ「やり直しってこと?」

ルビィ「でも、ないからこそ勇気に意味があるんだよ」

善子「そうかもね」

 

24: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:19:39.25 ID:HfrP2A6n
ルビィ「ピギィ!怖そうなオオカミさんが出てきたよ!」

 

ルビィ「あ、にげる……逃げちゃえ!」

善子「あ!逃げちゃダメよ、レベル上げなのに」

ルビィ「えー、でもとっても強そうで怖そうだったよ?」

善子「さっき勇気がどうとか言ったくせに」

ルビィ「あー、えへへ」

善子「笑って誤魔化さないの」

善子「逃げてちゃレベルは上がらないわ」

善子「ゲームでも、現実でもね」

善子「立ち向かうことでレベル上がるのよ」

善子「まぁ、ときには逃げることも大切だけどね」

 

26: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:20:52.69 ID:HfrP2A6n
――

 

そんなこんなであっという間に時間は過ぎて。
大切な放課後の時間は、色んなことをして遊んで、色んなことをお話して……。
とってもとってもたくさん、だからすっごく長い時間のはずなのに。

思い返すと何をしたのか、どんなお話をしたかも分からないくらいの一瞬のような短い大切な大切な時間。

善子「もう日が沈んできたわね」

ルビィ「ほんとだ、あっという間だねぇ」

善子「なにのんびりしてんのよ」

善子「あっという間に暗くなっちゃうわよ」

ルビィ「今日は帰さないよ」

善子「いや、私の家だけど」

ルビィ「間違った!」

 

27: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:21:24.51 ID:HfrP2A6n
善子「変なこと言ってないで帰る準備する!」

 

ルビィ「はーい、名残惜しいけど帰らなきゃ……」

善子「……別にいつでも来たらいいじゃない」

ルビィ「いいの?」

善子「ルビィならいいわよ」

善子「大切なリトルデーモン4号だからね」ギランッ

ルビィ「わーい!ありがと善子ちゃん!」

善子「だから、ヨハネだってば!」

善子「さ、早く行くわよ」

ルビィ「ん?善子ちゃんどこ行くの?」

善子「バス停まで送って行くわ」

ルビィ「えぇ、そんなのいいよ」

善子「いいから、行くわよ」

ルビィ「わ、待って待って!」

 

28: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:22:09.62 ID:HfrP2A6n
善子「忘れ物ないわよね」

 

ルビィ「バッチリだよ!」

ルビィ「ふふ」

善子「何急に笑ってんのよ」

ルビィ「ううん、楽しかったなぁって」

善子「そ、私も楽しかったわ」

ルビィ「ごめんね何回も負けちゃって」

善子「そんなの別にいいわよ」

ルビィ「毎回おっきいこうげきが出ればいいんだけどね」

善子「まぁ、毎回出たら出たで面白くないし」

ルビィ「確かにそうだね」

ルビィ「んー、でも、ルビィちょっと疲れちゃった」

ルビィ「善子ちゃんもずっとゲームしてちゃダメだよ」

善子「はいはい」

 

29: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:22:48.13 ID:HfrP2A6n
ルビィ「明日ルビィ起こしてくれないとダメなんだからね」

 

善子「あー……」

ルビィ「あ!忘れてたでしょ!」

善子「忘れてた」

ルビィ「もう!ルビィ善子ちゃんが起こしてくれないと起きないから!」

ルビィ「ルビィが学校遅刻したら善子ちゃんのせいだからね」

善子「分かったわよ、ちゃんと起こすから」

ルビィ「ん、よろしい」

善子「さ、そろそろバス停ね」

 

30: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:24:47.13 ID:HfrP2A6n
ルビィ「帰るとき一人大丈夫?」

 

善子「大丈夫よ、まだ明るいし」

ルビィ「夕焼け綺麗だねぇ」

ルビィ「あ!ルビィが家まで送ってあげようか?」

善子「無限ループじゃない」

ルビィ「バレたか」

善子「当たり前でしょ」

ルビィ「…………」

善子「ルビィ?」

私達の道はあのバス停で停まってしまうのかな。
未来へと続く道はないのかな。
その道を二人並んで手を繋いで歩けたらって思うんだ。

今、確かめなくちゃ!

 

31: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:25:18.58 ID:HfrP2A6n
ルビィ「……っ!」

 

善子「ちょ、急に走ったら……」

ルビィ「善子ちゃん!!」

この先の道を二人で歩くために、きっと顔なんて真っ赤になってるけれど、そんなの夕陽のせいにして。

レベルも足りない、セーブもロードもないけれど、逃げたら何にもならないから、勇気を出して。

ありきたりな言葉でいいから、あなたに伝えたい!

ルビィ「善子ちゃんが好き!!」

 

32: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:26:58.47 ID:HfrP2A6n
おしまい。
ルビィちゃんのこうげき!
善子ちゃんにかいしんのいちげき!!

 

善子ちゃん視点も時々想像しながら書いたので、想像してもらえるようになってると嬉しいです。

 

33: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:27:55.62 ID:HfrP2A6n
途中、エラーか何か?でなんだか小さくなってるところあります。
読んで頂ける際にもそうなってらごめんなさい。

 

34: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 21:32:57.49 ID:5Jy8kpW9
乙よかったよ

 

35: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 22:54:54.68 ID:yK2xWpX9
濃厚なよしルビをありがとう

 

36: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 23:01:13.18 ID:MobIlcMe
今日はよしルビしていいのか?

 

37: 名無しで叶える物語 2020/11/13(金) 23:32:18.64 ID:rTDvK/Q8
これはとてもよいものですね

 

38: 名無しで叶える物語 2020/11/14(土) 00:44:59.77 ID:98hyZks9
よしルビ助かる

 

40: 名無しで叶える物語 2020/11/14(土) 10:32:53.69 ID:B6kOR9RH
おまけ。

 

prrrr!prrrr!

ルビィ「うゅ……」

ルビィ「……眠い」

prrrr!prrrr!

ルビィ「……もしもし」

善子「る、ルビィ?」

ルビィ「……善子ちゃんおはよ」

善子「おはよう、約束通り起こしたわよ」

ルビィ「今……まだ早すぎるよぉ……」

善子「だって……」

善子「緊張して眠れなかったんだもの……」

善子「だから、今から寝るからルビィ起こしにきてね」

ルビィ「本末転倒だよ!」

ルビィ「分かった、起こしに行くから寝ておいて大丈夫だよ」

善子「ありがと、おやすみ」

ルビィ「おやすみ」

善子「それから……大好きよ、ルビィ」

ルビィ「……っ!ルビィも大好き……」

お互いにかいしんのいちげき!!

 

41: 名無しで叶える物語 2020/11/14(土) 10:55:23.05 ID:SHGVHZqo
|c||^.- ^|| よしルビいいですわゾ~

 

42: 名無しで叶える物語 2020/11/14(土) 21:26:53.43 ID:0BKZxpsV
よしルビ最高ですわ

 

43: 名無しで叶える物語 2020/11/15(日) 21:07:27.32 ID:NkwvCMgM
良かった乙

 

45: 名無しで叶える物語 2020/11/17(火) 00:19:07.83 ID:Izto53/4
かわいい

 

 

元スレ: https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605269218/

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